2008年05月18日

水俣病未認定患者ら「日本列島縦断キャラバン」に出発


http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20080516-OYS1T00446.htm

 水俣病の未認定患者らが水俣病問題の全面解決を訴えようと、「日本列島縦断キャラバン」を計画し、16日、熊本市を出発した。7月に環境問題などをテーマに開かれる北海道・洞爺湖サミットの会場を目指し、約2か月、各地を回りながら、被害の実態を伝え、解決への支援を呼びかける。

 熊本市で行われた出発式には、未認定患者や支援者ら約100人が参加。熊本から北海道までの行程が紹介され、支援団体の代表が「『ノーモア・ミナマタ』を全国に訴えよう」と成功を願った。この後、未認定患者ら3人がワゴン車1台に乗り込み、拍手の中、最初の経由地となる同県水俣市に向かった。

 キャラバンは、ワゴン車に被害者や支援者らが交代で乗り込み、福岡、広島、大阪などを経由し、6月2、3日に東京で行われる全国公害被害者総行動デーに参加。その後、関東、東北と進み、7月に北海道入り。各地で知事に水俣病の解決への協力と理解を求める申し入れをしたり、街頭で活動したりする。

 キャラバンの主催団体の一つ、水俣病不知火患者会(約2100人)会長の大石利生さん(67)(熊本県水俣市)は、体調面などから現時点ではキャラバンへの同行はかなわなかった。だが、同じく参加できない被害者らの思いを込めて1人で折った2500羽の折り鶴を出発したメンバーに託した。「環境をテーマにしたサミットの地で、半世紀が過ぎても混迷する公害の原点『ミナマタ』の今を訴えたい」という。

(2008年5月16日 読売新聞)  
タグ :熊本情報

Posted by kumamoto1 at 11:55熊本情報